母と私の成長

2021/08/05

 

 

 

私は、昔から

母が選ぶ服が、好きな感じじゃなくて

 

せっかく買ってきてくれても

「なんで、相談してから買わないの?」

 

と、反抗的な態度をとってしまったりした。

 

その都度、きっと、

母は悲しかっただろうに、

 

彼女はめげずに

【自分が娘に着せたい服】を

何度でも何度でも

 

つい、買ってきてしまい

 

娘は嫌がる。

 

という事の繰り返しがあった。

わりと、長くそれはつづき、

 

 

「もう、本当にいらないから

 買っちゃダメだからね!」

 

 

と言うけれど、どうしてもそれは止まず

私が大人になっても、ずっとそうだった。

 

 

 

 

私は、自立心から

23歳で実家を出て

 

それから何年も

あまり家に帰らなかった時期がある。

 

(当時の"家族"は、わたしの目には

色々複雑なものに映っていたから)

 

 

そんな実家に帰らない娘でも、

 

時々、やっぱり

母は、何故だか

 

「これ、買ったんだけど、着る?」

 

と、私には好かれない服の

画像つきメールを送ってくれるのであった。

 

そして、いつものように

少しイラッとしてしまう自分がいた。

 

 

 

でも、そんな2人にも

少しずつ、変化がおとずれる。

 

 

また、母が服を買ってしまっていて

連絡がくる。

 

 

はぁ、、、、またか。

 

 

私はそう思うけど

昔より反抗的な態度はとらなくなり

 

着てみようかな、、、と思ったり

自分の好みを伝えられるようになったり

 

 

母も

「まゆが着ないなら、私が着るから」

 

という

【自分でも娘でも似合いそうな服】

 

を選ぶようになっていた。

 

 

そのうち、母は、

【娘の好みに合う服】を理解し

 

買う前に相談

 

 

してくれるようになり、、、

 

 

 

長く時間がかかったけれど

 

めでたく

 

歩み寄れるようになったのだ。

 

 

 

 そして、この写真

 

 

この日、身につけていたのは

麦わら帽子と

青いイルカのワンピース

 

 

成長した娘と母、

数年ぶりに買い物デートをし

2人で選んだものだった。

 

 

私が私自身で好きなものを理解したこと

迷った時にアドバイスを与える立場を

母が知ったこと

 

 

時間がかかっても

 

 

互いが成長すればいつか必ず

理解しあえる。

 

 

 

そんなことを想った日でした。

 

 

めでたいな〜。

 

 

 

中田真由美