素敵がギュッ

2018年6月2日(ど) 晴れていました。

あの子にあげたいと思ったもの
僕の知っている あの鮮やかな花畑
そこで摘んだ 花束と ことば

あの子にあげたいと思ったもの
部屋中立ち込めるやさしい香り
大好きな人が作る 焼き立てのパン

あの子はいつもひとりぼっち
だけど いつだって 楽しそう
あの子には 不思議なチカラがある
魔法のようなそのチカラで 
人を笑顔にできる 素敵な子

あの子の世界から見えている景色を
いつか ふたりで 見られるといいな

僕のギターと空の青
あの子の歌声につばさを生やして
生まれ育った故郷にご挨拶をしよう

虹の庭をあの子と一緒に歩きたい
僕たち みんなで あの子に会いに行こう

あの子に 会いに行こう

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「にじのにわ」というイベントを開催するマヤさんと、もじゃにぃさん。
ふたりの音楽への、そこにある人や空気への、おもいやりや、感じ合うチカラは、とても素晴らしいレベルで、そしてまた強力なご縁を生み出せる不思議な素敵な方々。

この夜は、ギュッと抱きしめられるような、ギュッと詰め込まれたそれぞれの魅力とか、そういうギュッとした温かみと心のある空間でした。

共演のピアノ弾き語り柳本小百合さんは、実に4〜5年ぶりの再会でした。彼女も、私も、その再会に対してとても特別な素敵さを感じていたようにおもいました。
顔を見るなり、柳本さんは「ほんとうに嬉しくて」と言ってご挨拶してくださいました。ありがたかったです。
こんなに近くで柳本小百合さんのパフォーマンス、現代アート的な音楽世界を堪能させていただけて、私も嬉しかったのです。飛び抜けた才能が溢れ出て柳本さんは、オタマを口にあてて、「わわわ〜〜」と言ってみたり、持参のフライパンの中にカポタストを入れて音を立てて、足踏みをしてみたり、始終、目は見開かれておりまして、ついに私はたまらず膝を叩きながら笑い高揚してしまいました。楽しませてくださいました。

長野県からお越しの初めましての「ささきりょうた」さんは、カフェミュージックといいますか、木の温もりの中で聴きたいと思わされる優しく、内なる頼もしさが輝く歌声と、それを支えるというか、そっと寄り添うサポートのカジさんギターがこれまた最高で、この時わたしの心の中はキューっと音が鳴るような気持ちで、ふたりの音楽に身体を揺らしました。気持ちよくて。しあわせでした。

ささきさんは、この日、同じ建物の屋上で出会いました。私が先に屋上でその日のセットリストを考えて風に吹かれておりましたところ、ふわっともう一つ、新しい風が吹くように、彼が訪れて、私にご挨拶をしてくださり、そうして初めてお会いしたのに、昨日も友達だったかのように自然と会話を運んでくださいまして、インドの話だとか、長野の話だとか、GO AROUND JAPAN のオーディションに3日後受ける話だとかを 遠い目をしながら、聞かせてくれました。スナフキンみたいな人です。

まだ歌を聴いていないのにもかかわらず、私は彼にこう言いました。

「ささきさんは、受かります。そんな気がする。だから9/30に出演してくださいね。私、再会を楽しみに待っていますから。」

と。

これは、後日談ですが、彼は無事にオーディションを終え長野へ帰り、そうして合格通知の連絡を受け取ったそうです。

そういう、繋がりがまた、生まれた日でした。おもしろいなぁ〜


まやさん、もじゃにぃさん、
ほんとうに呼んでくださって、このスリーマンで開催してくださってありがとうございました。慶に満ちていました。

お二人の企画で、お二人の好きな歌
「ジェリー・フィッシュ」を歌ってみましたら、なんとも素直に声が漂っていました。

ほにゃほにゃ、と自由な声色と、そうして最後には、ぽつりと、

「あぁ、、、あい、たい、な。」なんてなことをメロディに乗せて歌っていました即興。そこには、パンの香り、ビールの香り、スープの香り。それから、どこからか、「風」が吹いていました。

声優の貴月ともよさんも遊びにきてくださって、少し酔いながら、楽しそうに、ささきりょうたさん、柳本小百合さんの音楽に身を委ねておられる姿が印象的で、わたしは、そういう彼女をそっと見ながら、なんだか、嬉しくなったのでした。
人見知りな私は、気負いしないで人に飛び込んでゆける彼女の頼もしさに憧れを抱いていることに気がつきました。
ないものを持っている人がそばにいると、とても心強くなりますね。

ほんとうに、いろいろ、たのしかった。

いい夜でした。

ありがとう〜。