2018年1月20日 どようび 晴れ
きょうは、ようやっとたまっていた洗濯物が洗濯できた、朝からとても、おめでたい日だった。ずっと風邪で咳き込んで誰にも迷惑をかけないように閉じこもり、肉体を騒がさないように用心して生活していたしなぁ〜とは言えたったの数日でなんとなく治ってきていたわけだけど。
自分の気持ちが、固くなっていたみたい。
でもきょうは、やっとブンブン腕を動かしていいような心持ちになったのだ。
すると空も晴れていて、ならばならばと洗濯機をグルグル回して、おふとんのシーツも、洗濯機の中に、ぶかっと、おしこんで悪い菌たちとサヨナラを告げた。そんな気分で、わたしは、ブンブン羽根をばたつかせる一日になったのだった。
だってきょうは、
引越しのための家探しの日。
内見は、とても楽しい。できることなら、週末の楽しみみたいに習慣として仲間入りしたいくらい、好き。
やさしい店員さんが、車で、これから住むかもしれない場所へと、導いてくれる。それにそんなによく知らない人なのに、ドライブみたいになると、ちょっと深入りしてもいい関係みたいになり、私的な話をお互いにポロポロとしてしまったりする。そんなところも、わたしはとても楽しいと思っている。
これって、タクシーに乗るのと同じワクワク感。タクシーの場合は、私がお金を払っているし、道を自分がよく注意しておかないと、過去に悪い運転手さんに出くわしたこともあって、警戒心は、ほどけないまま終わるけど、不動産屋さんは、内見までは無料で楽しめる。なんてことを言ったら、私はきっと不動産屋さん出禁になってしまうかも、、、苦笑。
でもいつだって私は、本気じゃないわけではないのだ。本気で次はどこに住もうかなぁ〜、ってウキウキ、ワクワク、考えながら、このちょっとした、これからカフェにでも行けるくらいの関係になれそうな会話と、ドライブとを楽しみつつ。
未来の住処に対して向かっている前向きな進行方向の真っ只中にいる感じに、ときめいていたりする。
きょうは、2つの不動産屋さんに行ってきた。最初のお店の店員さんは、相性がとことん合わなくて、物件を探す気にもならなくて大変に困ってしまった。こんなことは、わたしにとっては、とても珍しかった。自分の話もしたくないし、相手の言葉も耳に入らない。それに、内見するはずだった物件は、客引きのトラップ物件だったみたい、、、とほほ。そんなこともあるさぁ〜。
でありながら、次に行った、地元密着の不動産屋さんは、がっつり私の心を掴んで離さなかった。地域の良さを語り伝え、わざわざ遠回りをして帰り際に大きな自然がある場所や、素敵なカフェがある場所まで見せてくれたのだ。そして始終物腰柔らかで、その物件についても街についても悪い面、良い面を教えてくださった。ここちよくて素晴らしかった。
相手の立場になって物事を考えて行動できる人は、とても想像力があるのだろうと思う。そして、きっとその想像力を身につけるには、経験値が必要なのだ。
実際の痛みを知る人は、痛めつけない言葉や、やり方をとてもよく理解している。失敗をしたことがある人は、決して相手を責めたりしない。
相手の気持ちは、本当のところは分からないのが正解だけど、もしも自分がこれをされたらどう思うか、感じるか、ということに軸をおくと、経験のある人であれば意識しなくてもイメージができて生きてるものなんだなぁと思う。
あの店員さんは、ナチュラルで、匠だった。そして、物件。…とても良かった。とても惹かれる。惹かれちまってるのだ。
恋は盲目というけれど、惹かれちまうと、私はソレだけで、もう、他は目に入らない性。悪いところがあることも理解しているけど今、気にもしていないし、こりゃ判断が鈍るのでいけない。止められない想いがあることを告げて、資料と書類だけもらって帰ってきた。
お熱お熱になったなら、いったんは、冷静にならないといけないのだ。そうして、本当に現実的に自分の生活に合う、必要な家なのか、どうなのか。よーーーく、考えるといいのだ。それを私は、よーーーく知っているはず。
というわけで、冷静になりたくて、大好きな塩パンを買って帰り、こうして日記を書いてしまった。
ギターを触ったり、映画を観てから、もう一度よく考えよう。
good luck、ナカタさん。