わたしのいやしとは


ここのところ、癒される。何に癒されるかというと、芸術に癒される。ストレスも悲しみも何もかも、芸術に癒されている。

片岡翔監督の映画会に行ってきた。

3日間、ちょうど鑑賞できるタイミングで、監督の作品のほとんどをコンプリートできた。今回、思い知らされたことは、やはり片岡さんは、天才。人間単位できちんとツボをつくストーリー。素材をとても大切にして、短編の中でこれほど心を掻き回されるとは正直予想していなかったので、私は驚いてしまった。

私の言う「すてき」は、必ずしも楽しかったり明るかったりするわけではなく、悲しみや暗さから生まれるものが伝える表現についても、それがきちんと何を伝え、何を通わせ、社会的にどう在りたい作品なのかが分かれば、「すてき」な作品と呼んでいる。

片岡さんは、わたしの楽曲を使ってくれる時、あたたかく、優しい映画作品に挿入してくれるので、今回の映画会では、他のジャンルしかも、ホラーチックな作品なども制作してきていることを知ることができて、それは私の中では新しい発見でもあった。そして、彼の作る作品は、やはり「すてき」なのであった。

そして、片岡さんの奥さんやお父様や製作チームのスタッフの皆さんは、相変わらず最高に素敵なのであった。

誇りにおもう。

また、そんなすてきな人たちにも癒される。私が歌を歌っていなかったら出逢えなかったかもしれない人たち。

大切。

ちゃんと、大切にしたい。

死ぬまでも、死んでからも、
大切なものは、大切なまま、

あいかわらず、ずっと

そんなこと想えると、心は勇敢になり、
整えられているのであった。

ほんとうに、であえて嬉しい。


そんなすてきな
片岡翔さんが小説家デビュー



「さよなら、ムッシュ」
著:片岡翔
装画:松本大洋(漫画家)


読むべし。
泣いたし、心臓ちゃんとあたたまる。

読むべし。
だれの汚い手にも触れられていない、
優しい物語。

読むべし。
大きな本屋さんで買えますよ。


読むべし。

読むべし。