きもちかった。

 

先日行なわれた東京仙川、森のテラスライブは、ほんとうにいい時間でした。

久々に想像の世界へいざなわれた感じだったし。一緒だったオツベルくんのことをより好きになった。

企画者であるなかのまりさんのご希望で、この日のために事前に対談なんかもやらせていただいたのが、

意外にも、私の中に種があってそれが育って今が在るということを気づかせてもくれた。

これまで、オツベルくんと出会ってから今日までのことを改めて振り返ることがなかなかなかったもので、

気がついたら、歌が、音楽が、わたしたちを出会わせて何度も再会していることに気がついた。

この日も終演後に、「あれ?いつからなんでこんなに話せる仲になったんだっけ?!」と私は、

オツベルくんに問いただしてしまった。笑

 

2012年にであった時は、オツベルくんは、みぇれみぇれくんだったので、それとこれとは、

別の人っていう感覚もあったりして、オツベルくんの思惑通り?私の記憶は、

なかなか上手く処理ができているようで、

今までの彼のことが、まったくといっていいほど、記憶として、映像として、

残っていないことにも気がついて、「名前」というのはこうまで人の記憶に影響するものなのね、

まるで、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のようで、

私の脳から過去の彼は神隠しにあったのだろうな。と思ったりもした。

 

ライブの間も、練習の間も、オツベルくんと久々に何かできること、そして今回は、

まりさんのご提案のおかげさまで、一緒にものづくりができる運びになったのだから、

私はMCでも言った通り「いえ〜い。」と思うばかりであった。

 

栃木で暮らしているオツベルくんとは、なかなか会えずに

そうして、リハーサルたったの1回、しかも完成したものを合わせる為のリハではなく

作るためのスタジオ入り、という形だったので、実際には、ぶっつけ本番、

はい、せ〜の。と目配せをして、スリル満点な感じで、ハモったり、BGMを弾いてくれたり、

物語を読んでくれたり、オツベルくんの凄まじい対応力、幅の広さ、懐の大きさのようなものに

頼りまくっていた私は、やはりこんなに素敵なことは、とても貴重すぎることなのだ!

と、キーゼルバッハも崩壊して鼻血がでそうなほど、うれしかった。笑

 

オツベルくんが作ってくれた、「バクのうた」を一緒にはもると、

私は、はもりについては微妙にズレてしまったりしたところもありながら

声色が重なって気持ちいい場所というもの。

これまでに無いくらいのバシ!っとした感じがした。(・・・まぢです。笑)

 

それをあの森のテラスで、体感できた皆さんとの時間は、自分的には最高で、

そして、絵本や物語を生まれて初めてつくった私にとって、かなり贅沢だったと

今考えてみても、ほんとうにそう思う。

 

オツベルくんは、きっと、私の手の届かないところへいってしまうし、

ただですら、神隠しにあっていたりするのだから、どこまでいくか分からない人だから、

一緒にものづくりができたこと、演奏ができたことを心から光栄に思いました。

 

聴いてくださった皆様、差し入れもいっぱい、胸もいっぱい、

笑顔もいっぱいで、とてもいいお昼でした。

ありがとうございましたぁ〜!!!!

 

企画のまりさん、

ほんとうにおつかれさまでした、そして素敵な機会を与えてくださりありがとうございました。

 

オツベルくんはこれからライブの回数が少なくなるようですが、実は、6月3日に、幡ヶ谷36°5にて、再びの共演が叶います。

その日はスリーマンで、これまた先日2マンライブをしたギター弾き語りの徳網正宗くんも一緒なので、私の春は今年は長期にわたっているような気分でいられます。

 

なが〜い桜並木がず〜っと続いているようです。なはは、笑

 

よし。うつくしく咲かないとぉ。

がんばろがんばろ〜っと!