バレエ舞台を鑑賞

 

 

きょうは、少し遠出。

府中の森芸術劇場のどりーむホールで行なわれていたお友達のコンテンポラリーダンスを観に行ってきました。

彼の作品を観ると、いっつも思うんですが、わたしは、なんて素敵な方と出会ったんだろうか!と。

 

大きな舞台、整った音響設備、舞台美術、大勢のダンサー、席いっぱいのお客様。

そして何よりも、その演出や振り付け、構成などなどを行なっている畠山慎一さん。

彼は、わたしのレコ発ワンマンライブの時に、2曲も歌とコラボして共演してくださったのです。

 

先ほど、お友達、って紹介させていただきましたが、そんなふうに言っていいものかちょっと恐縮してしまう。

 

初めて出会ったのは、全然、音楽とは別の場所なのがとっても不思議。

わたしが、26歳の時に働いていたボディケアのお店で、中田がスタッフ、そして畠山さんは、お客様として出会い、

たまたま、わたしが担当することになって、そしたら畠山さんとは妙に会話がツボをつくもので、こりゃあなんでしょうかぁ、、と思っていたら、

ダンサーと歌い手という表現者繋がりであることを知り、なるほどね!って、しっくり。

 

ちなみに畠山さんは、中田のリフレクソロジー(足をほぐすやつ)が「中田さんは筋肉のことをよく分かっていてすごく上手いよ!専属になって欲しいね。」と言ってくださり、わたしに自信を与えてくれました。プロのダンサーの御御足をほぐすという大義。いつもどこかで緊張感がありつつも、大変有り難くほぐさせていただいておりました。よき思い出でございまする。そんなこんなで、畠山さんはわたしのライブにも足を運んでくださいました。CDをゲットしたら、ご自身が開講しているバレエ教室の子供達にわたしの楽曲「ミタイ」を聴かせてレッスンをしてくださったみたいで、そこで子供達がこの歌を歌いながら、スタジオをみんなでぐるぐる回ってはしゃぎ出すという、面白い現象が起きたようで、その動画を見せてくれたりして、わたしはえらく感動してしまいました。あれは、ほんとうにうれしかったなぁ。。。

 

そうなのです、畠山さんは何を隠そう、吉祥寺にあるバレエ教室の代表という立場であり、もう本当に大勢の生徒さんを抱えていらっしゃる方なのです。

そして、その発表会といっても、子供達だけではなく、同じくプロダンサーの方々をお招きして、一緒にかなりクオリティーの高い作品を大舞台で魅せてくださる。

さらにすべてが、畠山さんの頭の中で描かれた物語だったり、メッセージだったりが、無音映画のように、全身を使った踊りという方法で、大表現されるわけなのです。

それが本気ですばらしいのです。

 

今回は、映像とのコラボレーションもありました。力強い作品となっていたし、笑いあり、涙ありという感じで、心奪われてしまいました。

ペンギンの親子が、絵日記の中の面白おかしい出来事をみせてくれて、かわいらしい衣装とダンスで、思わずにやにやしてしまうようなお話の中に、時折、涙腺がゆるんでしまう切ないお話があったりして、わたしは、正直ポロポロと泣きました。

特に「お父さんペンギンは、自分も鳥の仲間だから、みんなと同じようにお空を飛びたいんだって」というこどものセリフ(このペンギンのお話の時だけは、セリフが流れる演出でした。)と、映像では、夕暮れの朱色の大空に他の鳥達が飛ぶ影、そして、実際に舞台に立つお父さんペンギン(畠山さん)が、バタバタと両手をばたつかせ、空に憧れているその姿に、うるうるは全開でした笑。子供達のダンスもすばらしくキュートでとっても明るい気持ちになりました。

その物語の中では、温暖化へのメッセージが込められていたり、何が自分にとって本当の幸せなんだろうか?ということを考えさせられる一瞬があったりして、強制的ではないのだけれど、しっかりと明確に伝わる作品となっていましたし、さりげない伝え方が、すごくわたしは好きでした。

 

そして、また他の作品では、ロボットダンスのダンサーの方々をゲストに迎え入れてらして、その方々の出てくるタイミングや、出演する尺の使い方などなど、最高にビビビビビビビ〜!という感じで、私の心にハマってきました。出過ぎず、でも、ここぞという時に、絶妙に質の高い踊りで、観客をあっ!と驚かせていて、すごかったなぁ〜。。。

 

衣装や、舞台の大道具や小道具、背景、その準備や制作時間、音楽選び、踊る人達の日々の練習、その前をたどれば、畠山さんの脳内で産まれたストーリーやひらめきがあって、今日のこのバレエ発表会がある。たったの1日で終演を迎えてしまうのが、とてつもなく勿体ないくらいの作品が、私の目の前には確かに在った。

 

そういう全部に、今日は感動しましたし、畠山さんという方の素晴らしさをもっと上手に伝えたいぞ!という気持ちでございます。笑

 

ご出演されてらした皆様、音響や舞台、受付スタッフの方々、本当におつかれさまでした。

ほんとうに素晴らしい時間でした。

 

畠山さん、本当にありがとうございました。

あなたって人は、とっても素晴らしいです!!

 

わぁ〜〜〜〜!!!!!(ひとり感動の嵐)