秋のにおいがして、君がくれたものを思い出していました。あの日の君の歌を焼きつけておけて、本当に良かったなぁ、と。今では、そんなふうに思います。
屋上から見た景色や、共に飲み交わしたビールと言葉と微笑みと。月と太陽のような僕たちが、あの場所で探していたもののことや、見つけたもの、それから手放したもののことを思い出しています。
君は、元気でやっていますか?
また、絶望的な思想で、暮らしていませんか?それって、時々、滑稽だよ。やめたほうがいいよ。なぁんてね。
僕は、ずっと心配しているけれど、君にはそんな必要ないんだろうなぁと、思います。とりあえず、今夜は、秋のにおいがして、それがとても、いいにおいなので、夜の虫たちと一緒に、音楽を奏でませんか?
きっと、たのしいです。
いつも、負けるなよ。
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