うれしかったこと


5月1日  晴れ

名古屋へ向かい、深友である絵かきの彼女の顔が、やっとみれたこと。とても、うれしかった。

彼女に出逢ったのは、私が、まだ22歳で、音楽に没頭しながら映画館で社員として働いていた時代。当時お付き合いしていた方が故郷へ戻り、遠距離恋愛をしていたもので、とても心細かった時の中だった。

彼女も映画館にアルバイトとして入社して、そこで私は年の近い先輩、彼女は新人として、二人は出逢ったのですが、お互いのしていること、好きなもの、話してみると、いい感じに仲良しになっていて。

私は彼女から、本を読むことを教わり、好きな音楽を共有し、恋人のことや、好きな人達の話をし、悩みを打ち明け合い、優しさの話や、愛や平和についてなど、語らったっけ。

二人の密度が高かったのは、1年くらいだったか、そこまで永くは一緒にいなかったのだけれど、喧嘩もしたし、その後また仲良くなった後、彼女は結婚して、子供を産んで…と、少しずつ疎遠になって。
あぁ、どうしてるんだろう。。と、想っていたら、彼女から突然の連絡。

6年間くらい、連絡できてなかったけど、私のこと、忘れないでいてくれて嬉しかった。そうして、絶対行こう。と想い。名古屋に逢いに行った。

名古屋で彼女に会うと、6年間のブランクなんて、まったくなくて不思議だった。それで、当時みたいに、一見さほど可笑しくもないようなことが、二人には、とても面白いものに感じて、爆笑しながら歩いて、腹筋割れちゃいそうで。。。何も変わらないんだなぁと思った。

子供達は、かわいくて。アンパンマンの本を見せてくれたり、一緒にギターを触ったりして、賑やかに過ごした。

彼女と二人で、喫茶店で語らいながら、人生は本当にそれぞれに色々な困難があって、乗り越えて頑張っている私達も、なかなかカッコいい生き物なのだろうなぁ、なんて思えた。

音楽を続ける私のことを彼女は、キラキラした目で、見ていてくれた。
「お願い、絶対歌ってほしい。今日も明日も。」

そう言ってくれて、私は、お家の中で一家の前で、ふんわり歌い。
2日目には、公園で彼女だけに向けて、歌を歌った。

風に吹かれて、目をつぶり、耳を傾けてくれている、その姿を私は忘れないでいようと思った。

気持ち良かったなぁ。。。

また逢いに行く、今度は、とっても楽しい人を隣りに連れて行くからね。

楽しみだなぁ。
楽しみだなぁ。