「あめのちはれれば」・詩




雨。

     さわさわとふる。

雨。

     彼は雨が好きな人。

雨。

     彼女は傘が好きな人。

雨。

     音の響きが変わる時間。

雨。

     つつみこまれた。

雨。

     さわさわと漂っている。

この雨に

   今、彼女は何を感じているかしら。

       彼は、何も、感じずにいるかしら。




あめ、雨、あめ、雨。

     今日は、雨の日。